2008/09/17

フジモトの語られない物語

とある書類が届きました。
その書類のわたしの名まえが記入されるべきところに「藤本」とありました。先方の手違いで、わたしは藤本ではありません。
で、「そうか、フジモトかぁ」とシミジミ思い入りしました。

その書類がきっかけで話したこともそうだし、『崖の上のポニョ』の断片的な感想めいた話をする自分をよくよく思い返してみると、実際には映画でほとんど語られていないフジモトの物語にだいぶ思い入れをしていることに気づくのです。
あの映画は大きく、フジモトから宗介へのメッセージで、でもフジモトはそれに自覚的ではなかったので直接は語られないし、最後にフジモト自身がそのことに気づいて、そんなフジモトにだいぶ思い入れをしているな、と。

そして、その書類は「あんたがフジモトなんだよ」と告げているようでした。

0 件のコメント: